NETMAPの指定によりIOU間の接続が可能となるが、複数のLinuxマシン上にIOUを起動し、それぞれのLinuxマシン上で動作するIOU同士を接続することが可能。その指定方法を記載する。
- Topology
- Configuration Settings Overview
- HOSTAのNETMAP設定
ID:1(R1)のPort:0/0をHOSTBのID:2(R2)のPort:0/0に接続。
1:0/0 2:0/0@HOSTB
- HOSTBのNETMAP設定
ID:2(R2)のPort:0/0をHOSTAのID:1(R1)のPort:0/0に接続。
1:0/0@HOSTA 2:0/0
- NETMAP設定時の注意事項
- 同じNETMAP内に同一のIDは指定不可
同じNETMAP内に同一のIDは設定できない。
IDからMACアドレスが生成されるため、同一のIDを指定した場合、MACアドレスの重複となってしまう。
- IOU間の接続
IOU間の接続にはデフォルトでUDP:49xxx(xxx:ID)が使用される。この値を変更したい場合は、
IOUの起動時パラメタに-uオプションを指定して起動することにより変更可能。
- NETMAPで指定するホスト名
NETMAPで指定するホスト名は、hostsなどにおいて名前解決できなければいけない。
- Ubuntu 16.04での注意事項
Ubuntuのhostsに以下のエントリが追加されている場合がある。
127.0.1.1 ホスト名
このエントリが存在するとIOU間の接続ができない場合があるため、コメントアウト等を行う必要がある。
- IOUを起動するLinuxマシンの分散化
この指定方法により異なるLinuxマシン上で動作するIOUを接続することが可能となり、
より大きな構成も動作させることができる。(そこまでの構成を作り上げることもあまりないが...)
- NETMAP内のコメント
"/*"と"*/"で囲んだ範囲がコメントとなる。
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