HSRPを構成しているルータへの静的NAT設定について |
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HSRPを構成しているルータの双方に同じ静的NATを設定した場合、NAT仮想アドレスが重複してしまう。そのような状況を回避するための設定方法をDynamips/Dynagenを使用して記載します。
ip nat inside source static 10.1.23.1 10.23.4.1IPアドレス重複メッセージ
*Dec 27 11:08:51.735: %IP-4-DUPADDR: Duplicate address 10.23.4.1 on Ethernet1/1, sourced by ca01.23e8.001d
standby 1 name HSRP1ここで指定した"HSRP1"を静的NATの冗長化設定に使用することにより、HSRPの切り替わりに同期してNATの仮想アドレスも切り替わる。
ip nat inside source static 10.1.23.1 10.23.4.1 redundancy HSRP1
standby 1 preempt
track 1 interface Ethernet1/0 line-protocol
standby 1 priority 110 standby 1 track 1 decrement 20HSRPプライオリティに110を設定し、トラッキングによりHSRPプライオリティが20下がると90となる。 デフォルトのHSRPプライオリティを100であるため、他のHSRP設定のプライオリティの設定がデフォルトで プリエンプトの設定が入っている場合、HSRPの切り替わりが発生する。
1. Dynagen .net file 2. R1 3. R2 4. R3 5. R4
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