BGP概要 No.2

Dynamips/Dynagenを使用して基本的なBGPの設定を行います。AS65000、AS65001、AS65002を作成し、AS65000-AS65001-AS65002のように接続します。AS65000とAS65002において、お互いのルートをBGPでアドバタイズし、2つのAS間で疎通させます。AS65000内ではiBGPをフルメッシュで設定し、AS65000内のR4ではnext-hop-selfコマンドを設定します。

Topology
Configuration Settings Overview
- iBGPフルメッシュ
  iBGPスプリットホライズンにより(ルーティングループ防止のために)、iBGPで学習した経路は他のiBGPピアにはアドバタイズされない。
  そのため、AS内でiBGPピアを張る際は、フルメッシュでピアを張る必要がある。
  iBGPはフルメッシュが基本だが、それではAS内のBGPルータ数が多くなると煩雑となるため、iBGPピア数を削減するためにルートリフレクター(*1)などの設定方法がある。
  (*1) BGPルートリフレクターを使用した設定方法はこちら
- BGPルートのアドバタイズ
  以下のルータで以下のルートをアドバタイズ
  
  R1 - 192.168.1.0/24
  R6 - 192.168.8.0/24
- R4 next-hop-self
  eBGPネイバーではネクストホップが変更されるが、iBGPネイバーではネクストホップが変更されない。
  AS65000内のR4とのiBGPネイバーにおいて、R6のルートがアドバタイズされる際、next-hop-selfの指定が無い場合、R6のルートのネクストホップがeBGPピアから伝えられたR5となる。
  AS65000内のルーターからR5への到達性(ルーティング)は無いため、R4においてnext-hop-selfを指定することにより、AS65000内のルーターへネクストホップをR5ではなくR4に変更する。

Dynagen Config File / Router Config

(1)  Dynagen .net file

(2)  R1

(3)  R2

(4)  R3

(5)  R4

(6)  R5

(7)  R6

show command

sh bgp ipv4 unicast summary
sh bgp ipv4 unicast
sh ip route

(1)  R1

(2)  R2

(3)  R6

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